奥の院−本堂の全貌を見渡すことができる位置に建つ。本堂より小規模ながら、崖にせり出した懸造の建物である。本堂と同様に千手観音、毘沙門天、地蔵菩薩、二十八部衆、風神・雷神の諸仏を安置する(ただし本尊は立像でなく坐像)。
本尊の秘仏千手観音坐像(重文)は、鎌倉時代の作で像高69センチ。正面・右・左の3つの顔をもち、頭上に25の小面を乗せた特異な形の像で、2002年に重要文化財に指定されている。本像は2003年3月
7日から12月7日まで開帳された(寺によれば243年ぶりの開帳という)。
成就院−境内北方にある、清水寺の本坊。池泉回遊式庭園は国の名勝に指定されている。秋季などに行われる特別公開の時期を除き、通常は非公開である。なお、内部での撮影は原則として禁止となっている。